mgvのインストール


mgv とは ghostview の機能拡張版で、一番の売りは、表示される文字が ghostview に 比べてとてもきれいになっていることです。拡大しても粗がほとんど見えません。 また pdf ファイルも表示できます。(ghostview に pdf パッチを当てたものでも 表示できます)
まず、
mgv-3.1.5.tar.gz        ftp://ftp.iamas.ac.jp/FreeBSD/distfiles/
をダウンロードして $SRC に置きます。
次にこれを解凍展開してディレクトリを移動します。
% tar xvfz mgv-3.1.5.tar.gz
% cd mgv-3.1.5
ここで README , INSTALL を読み、それに従ってインストールを行います。 以下のようにして configure スクリプトを実行します。
% ./configure --datadir=$DATADIR
なお、--datadir のデフォルトは /usr/local/share です。次にコンパイルします。
% make
% make check
なお、ここでオプジェクトファイルをリンクするときに以下のようなエラーが出て、 コンパイルできませんでした。
Undefined                       first referenced
 symbol                             in file
__infinity                          wlib/libwlib.a(init.o)
ld: fatal: Symbol referencing errors. No output written to mgv
make: *** [mgv] Error 1
いまだに原因が分からないので、インストールできていません(-_-;)。 もしエラーが出ずにコンパイルに成功したならば、以下のようにして インストールします。
% su
Password:
# make install
最後にリソースファイルを /usr/local/X11R6.3/lib/X11/app-defaults に コピーします。
# cp /usr/local/lib/mgv/3.1.5/MGv /usr/local/X11R6.3/lib/X11/app-defaults
以上で mgv のインストールは終了です。

Solaris-2.5.1 でソースからコンパイルしてインストールするのには失敗しましたが、 FreeBSD では ports があるので簡単にインストールできます。 mgv を使用するためには Motif もしくは Lesstif という X のライブラリが必要 なので、FreeBSD の ports から lesstif をインストールします。
FreeBSD-3.1Release では、まず以下の URL
ftp://ftp4.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD/ports/ports-current/x11-toolkits/lesstif 以下の全てのファイルを /usr/ports/x11-toolkits/lesstif 以下にコピーします。 そして、次のようにして lesstif-0.88.9 をインストールします。
# cd /usr/ports/x11-toolkits/lesstif
# make install
# make clean
lesstif-0.88.9 をインストールしたら、インストール後のコメントにもあったように /etc/make.conf ファイルを書き換えます。結果は
% diff make.conf.orig make.conf
102c102
< #HAVE_MOTIF=  yes
---
> HAVE_MOTIF=   yes
のように #HAVE_MOTIF= yes のコメントアウトを外し、Motif ライブラリが有効に なるようにします。
その後、ports で mgv-3.1.5 を以下のようにしてインストールします。
# cd /usr/ports/print/mgv
# make install
# make clean
以上で mgv のインストールは終了です。
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sakai@oak.eg.t.kanazawa-u.ac.jp
Last modified: Sat Sep 18 01:13:52 JST 1999