libwww は xdvi で HyperTeX の機能を使うために必要なライブラリです。
以下の URL
ftp://ftp.iamas.ac.jp/FreeBSD/distfiles/
より、w3c-libwww-5.2.6.tar.gz をダウンロードし、$SRC に置きます。
次に解凍展開してディレクトリを移動します。
% tar xvfz w3c-libwww-5.2.6.tar.gz
% cd w3c-libwww-5.2.6
次に、configure スクリプトを実行します。最初実行したときは、以下のような
エラーが出たので、
% ./configure --enable-shared=no
...
checking whether the C++ compiler (c++ ) works... no
configure: error: installation or configuration problem: C++ compiler cannot create executables.
configure スクリプトを少し書き換えました。結果は、
% diff configure.orig configure
1279c1279
< for ac_prog in $CCC c++ g++ gcc CC cxx cc++ cl
---
> for ac_prog in $CCC gcc CC cxx cc++ cl
そして、再び configure を実行しました。エラーが出なかったので、make で
コンパイルします。
% ./configure --enable-shared=no
% make
% make check
エラーが出ずに、正常にコンパイルができたら、以下のようにしてインストール
します。
% su
Password:
# make install
以上で libwww のインストールは終了です。
dviselect とは、dvi ファイルから特定のページを取り出すためのツールです。
xdvi から特定のページだけを印刷したいときに使用します。
以下の URL
ftp://ftp.iamas.ac.jp/FreeBSD/distfiles/
より dviselect.tar.gz をダウンロードし、$SRC に置きます。
次に解凍展開してディレクトリを移動します。
% tar xvfz dviselect.tar.gz
% cd dviselect
まず、Makefile を編集します。結果は、
% diff Makefile.orig Makefile
5c5
< BINDIR = /opt/local/bin
---
> BINDIR = /usr/local/bin
7c7
< MANDIR = /opt/local/man
---
> MANDIR = /usr/local/man
また、dviselect.c の 128 行目の *sprintf() をコメントアウトします。結果は、
% diff dviselect.c.orig dviselect.c
128c128
< char *malloc(), *realloc(), *sprintf();
---
> char *malloc(), *realloc() /*, *sprintf()*/;
また、lib/font.c に #include を加え、71 行目の *sprintf() を
コメントアウトします。結果は、
% diff lib/font.c.orig lib/font.c
23a24
> #include
71c72
< char *sprintf();
---
> /*char *sprintf();*/
編集後、環境変数 CC を gcc として make で以下のようにしてコンパイルします。
% make CC=gcc
エラーが出ずに、無事コンパイルが終了したら以下のようにしてインストールします。
% su
Password:
# make install
以上で dviselect のインストールは終了です。
まず、以下の URL
ftp://ftp.ipc.chiba-u.ac.jp/pub/pub.yamaga/xdvik-22/
より、
xdvik-22.02.tar.gz
xdvik-22.02-j1.02.patch.gz
をダウンロードして $SRC に置きます。
次に xdvik-22.02.tar.gz を解凍展開してパッチを当て、ディレクトリを移動します。
% tar xvfz xdvik-22.02.tar.gz
% gunzip xdvik-22.02-j1.02.patch.gz | patch -p0
% cd xdvik-22.02
ここで、texk/xdvik サブディレクトリにある README.xdvik-22.x-jp を読み、
それに従ってインストールします。ここで、前にインストールした libwww を使う
ため、以下のように configure スクリプトを実行します。
% ./configure --datadir=$DATADIR --with-libwww-libdir=/usr/local/lib --with-libwww-include=/usr/local/include
次に $SRC/xdvik-22.02/texk/xdvik サブディレクトリの Makefile を編集します。結果は、
% diff Makefile.orig Makefile
187c187
< XDEFS= -DVI_KEY -DSMALL_PANEL -DZOOM_BUTTON -DBDPI=600 -DSHRINK=10
---
> XDEFS= -DVI_KEY -DSMALL_PANEL -DZOOM_BUTTON -DBDPI=600 -DSHRINK=10 -DMFMODE=\"ricohsp\"
もし、VFlib2-2.24.2 のインストールに成功していれば、
191c191
< VFLIB = -lVFlib
---
> VFLIB = -lVFlib2
も変更します。
次に $SRC/xdvik-22.02/texk/xdvik サブディレクトリの xdvi-config.h を編集します。
結果は、
% diff xdvi-config.h.orig xdvi-config.h
65c65
< #define DEFAULT_FONTMAP "/usr/local/share/texmf/xdvi/vfontmap"
---
> #define DEFAULT_FONTMAP "/usr/local/lib/texmf/xdvi/vfontmap"
128c128
< #define PRINTCMD "lpr -s -r -P%p"
---
> #define PRINTCMD "lpr -P%p"
132c132
< #define DVIPRINTER "lp"
---
> #define DVIPRINTER "ricohsp"
ここで編集したのは vfontmap ファイルのある場所と、デフォルトのプリントコマンド、
それとデフォルトのプリンタモード(Makefile の編集のとき指定したものと同じ)
などです。
編集後、コンパイルします。
% make
エラーが出ずにコンパイルが終了したら、texk/xdvik サブディレクトリで xdvi 関係だけ
インストールします。
% cd texk/xdvik
% su
Password:
# mkdir -p /usr/local/lib/texmf/xdvi
# make install
次に、vfontmap ファイルを作成します。以下のように作成します。
% cat vfontmap
min r-watanabe-mincho
nmin r-watanabe-mincho
goth r-zeit-gothic
ngoth r-zeit-gothic
dm r-watanabe-mincho
dg r-zeit-gothic
mgoth maru
fmin fmin
fgoth goth
このファイルを xdvi-config.h で指定した /usr/local/lib/texmf/xdvi/vfontmap
にコピーします。
その後、
# mktexlsr
を実行し、$DATADIR/texmf/ls-R ファイルを更新します。
以上で xdvi のインストールは終了です。