VFlibのインストール


VFlib(Vector Font library)は、gs , ghostview , xdvi 等で、特に日本語を表示 させるために必要なツールです。

FreeTypeのインストール

TrueTypeフォントを使えるようにするため、FreeType というライブラリを インストールします。
まず、以下のソースファイルを入手します。
freetype-1.2.tar.gz         ftp://ftp.freetype.org/pub/freetype/
ダウンロードしたファイルを解凍展開して、ディレクトリを移動します。
% tar xvfz freetype-1.2.tar.gz
% cd freetype-1.2
configure スクリプトを実行し、gmake でコンパイルします。
% ./configure
% gmake
ここで、何故かコンパイルの途中でエラーが出て止まってしまいました。 原因が分からないのでインストールは断念しました。正常にコンパイルが 出来れば、以下のようにしてインストールします。
% su
Password:
# make install

VFlibのインストール

VFlib のインストールは、まず VFlib 本体を入れ、次にフォントを入れ、最後に 表示テストを行います。
まず、以下のファイルをダウンロードし、$SRC に置きます。
VFlib2-2.24.2.tar.gz         ftp://ftp.lab.kdd.co.jp/TeX/VFlib/
ダウンロードしたフィイルを解凍展開し、ディレクトリを移動します。
% tar xvfz VFlib2-2.24.2.tar.gz
% cd VFlib2-2.24.2
ここで、README.txt.JP_EUC , INSTALL を読みます。その指示に従い configure スクリプトを実行します。なお、configure スクリプトはデフォルトでは FreeType を使わないようになっているので、FreeType を使うようにするには、
% ./configure --with-freetype --with-freetype-includedir=/usr/local/include --with-freetype-libdir=/usr/local/lib
を実行します。ここでは、デフォルトのまま configure を実行し、make でコンパイル します。
% ./configure
% make
何故か、これもエラーが出てコンパイル出来なかったので、仕方無く、古いバージョン の VFlib をインストールすることにしました。以下のソースファイルを入手します。
VFlib-2.22-PL8.tar.gz          ftp://ftp.lab.kdd.co.jp/TeX/VFlib/
VFlib-2.22-Patch9              ftp://ftp.lab.kdd.co.jp/TeX/VFlib/
VFlib-2.22-Patch10             ftp://ftp.lab.kdd.co.jp/TeX/VFlib/
アーカイブファイルを解凍展開し、ディレクトリを移動します。
% tar xvfz VFlib-2.22-PL8.tar.gz
% cd VFlib-2.22pl8/src
ここで、パッチを当てます。
% patch -p0 < ../../VFlib-2.22-Patch9
% patch -p0 < ../../VFlib-2.22-Patch10
次に Makefile を編集します。結果は、
% diff Makefile.orig Makefile
28c28
<     OPENFILES = -DMAX_OPEN_FONT_FILES=6
---
>     OPENFILES = -DMAX_OPEN_FONT_FILES=24
35c35
<         VFCAP = -DDEFAULT_VFCAP=\"/usr/local/TeX/lib/vfontcap\"
---
>         VFCAP = -DDEFAULT_VFCAP=\"/usr/local/lib/vfont/vfontcap\"
41c41
<        CCOPT = # -DSYSV
---
>        CCOPT =  -DSYSV
47c47
<         CC = cc
---
>         CC = gcc
57,58c57,58
<      LATEX = latex
<     DVI2PS = dvi2ps
---
>      LATEX = platex
>     DVI2PS = dvips
65c65
< INSTALL_BINDIR=/usr/local/etc
---
> INSTALL_BINDIR=/usr/local/bin
そして、make でコンパイルします。
% make
今度はエラーは出ずに、無事コンパイルできました。そして、以下のようにして インストールします。
% su
Password:
# make install
また、vfontcap ファイルを Makefile で指定したところにコピーします。
# mkdir /usr/local/lib/vfont
# cp ../vfontcap /usr/local/lib/vfont
以上で、VFlib 本体のインストールは終了です。
次にフォントをインストールします。以下のURL
ftp://ftp.ipl.t.u-tokyo.ac.jp/Font/
より、和田研フォントをダウンロードします。
wadalab-gothic-0-13.5.tar.gz         (1)
wadalab-maru-0-8.4.tar.gz            (2)
wadalab-maru-1-8.tar.gz              (3)
wadalab-mincho-0-12.8.tar.gz         (4)
wadalab-mincho-1-8.tar.gz            (5)
wadalab-mincho-0-8.4.tar.gz          (6)
wadalab-sym.7.tar.gz                 (7)
wftovf.c
wftovf.c は、和田研フォントをベクトルフォントに変換するためのツールのソース です。以下のようにコンパイルしておきます。
% gcc wftovf.c -o wftovf
まず、中角ゴシック体については、(1)と(7)を使います。 それでこれらを解凍展開します。
% tar xvfz wadalab-gothic-0-13.5.tar.gz
% tar xvfz wadalab-sym.7.tar.gz
そして、wftovf により、ベクトルフォントに変換します。
% cp wadalab-sym/* ./wadalab-gothic-0-13
% cd wadalab-gothic-0-13
% ../wftovf -base wadagoth -thresh 12.0 jis*.ps goth*.ps
すると、このディレクトリに、
wadagoth.vf1
wadagoth.vf2
という 2 つのファイルが出来ます。これが和田研ゴシック体の 書体倶楽部形式フォントです。
次に細明朝体については、(5)と(6)と(7)を使います。 それでこれらを解凍展開します。
% cd ..
% tar xvfz wadalab-mincho-1-8.tar.gz
% tar xvfz wadalab-mincho-0-8.4.tar.gz
% cp wadalab-sym/* wadalab-mincho-1-8
% cp wadalab-mincho-0-8/* wadalab-mincho-1-8
そして、wftovf により、ベクトルフォントに変換します。
% cd wadalab-mincho-1-8
% ../wftovf -base wadamin8 -thresh 12.0 jis*.ps min*.ps
すると、このディレクトリに、
wadamin8.vf1
wadamin8.vf2
という 2 つのファイルが出来ます。これが和田研細明朝体の 書体倶楽部形式フォントです。
次に中明朝体については、(4)と(7)を使います。 それでこれらを解凍展開します。
% cd ..
% tar xvfz wadalab-mincho-0-12.8.tar.gz
% cp wadalab-sym/* wadalab-mincho-0-12
% cd wadalab-mincho-0-12
% ../wftovf -base wadamin12 -thresh 12.0 jis*.ps min*.ps
すると、このディレクトリに、
wadamin12.vf1
wadamin12.vf2
という 2 つのファイルが出来ます。これが和田研中明朝体の 書体倶楽部形式フォントです。
次に丸ゴシック体については、(2)と(3)と(7)を使います。 それでこれらを解凍展開します。
% tar xvfz wadalab-maru-0-8.4.tar.gz
% tar xvfz wadalab-maru-1-8.tar.gz
% cp wadalab-sym/* wadalab-maru-1-8
% cp wadalab-maru-0-8/* wadalab-maru-1-8
% cd wadalab-maru-1-8
% ../wftovf -base wadamarugoth -thresh 12.0 jis*.ps maru*.ps
すると、このディレクトリに、
wadamarugoth.vf1
wadamarugoth.vf2
という 2 つのファイルが出来ます。これが和田研丸ゴシック体の 体倶楽部形式フォントです。
次に、渡部明朝体についてですが、以下の URL
ftp://ftp.tut.ac.jp/TeX/fonts/watanabe-vector-font/
より、
mincho.vf1.gz
mincho.vf2.gz
を wget 等でダウンロードし、解凍し、名前を変えます。
% gunzip mincho.vf1.gz
% mv mincho.vf1 watanabemin.vf1
% gunzip mincho.vf2.gz
% mv mincho.vf2 watanabemin.vf2
あとは、これらの *.vf* ファイルを適当な場所にコピーします。 ここでは、/usr/local/lib/vfont に置きました。
% ls /usr/local/lib/vfont
vfontcap           wadamarugoth.vf1   wadamin12.vf2      watanabemin.vf1
wadagoth.vf1       wadamarugoth.vf2   wadamin8.vf1       watanabemin.vf2
wadagoth.vf2       wadamin12.vf1      wadamin8.vf2
そして、/usr/local/lib/vfont/vfontcap ファイルを編集します。結果は 以下のようになります。
% diff vfontcap.orig vfontcap
133c133,134
<       :ff=/usr/local/font/syotai_club/mincho:
---
>       :ff=/usr/local/lib/vfont/wadamin12:
#	:ff=/usr/local/font/syotai_club/mincho:
136c137,138
<       :ff=/usr/local/font/syotai_club/gothic:
---
>       :ff=/usr/local/lib/vfont/wadagoth:
#	:ff=/usr/local/font/syotai_club/gothic:
139c141,142
<       :ff=/usr/local/font/syotai_club/mg1r:
---
>       :ff=/usr/local/lib/vfont/wadamarugoth: 
#	:ff=/usr/local/font/syotai_club/mg1r:
147c150,151
<       :ff=/usr/local/font/watanabe_font/mincho:
---
>       :ff=/usr/local/lib/vfont/watanabemin:
#	:ff=/usr/local/font/watanabe_font/mincho:
最後に VFlib とフォントがうまくインストールされたかテストします。 テストは VFlib のソースファイルを展開して出来たサブディレクトリの tools ディレクトリで行います。そこの README に従って、
% cd $SRC/VFlib-2.22pl8/tools
% xmkmf -a
% make
このコンパイルで先にインストールした libVFlib.o をリンクしているので、 このライブラリがうまくできたかのチェックにもなります。
うまくコンパイルできたら、このディレクトリに幾つかの実行ファイルができるので、 例えば次のようにしてテストしてみます。以下は渡辺明朝体の表示テストです。
% ./ktest -f r-watanabe-mincho -v /usr/local/lib/vfont/vfontcap
そうすると、ウィンドウが開いて記号や文字が表示されます。マウスの右ボタンを 押すと次の画面に変わります。
これがうまくいけば VFlib のインストールは終了です。

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sakai@oak.eg.t.kanazawa-u.ac.jp
Last modified: Wed Sep 15 21:54:46 JST 1999